場合の数と確率

同じものを含む円順と同じものを含む数珠順列−白玉4個・黒玉3個・赤玉1個を円形に並べる方法と紐を通して輪を作る方法−

いくつかのものを円形に並べる場合は円順列、数珠状にする場合は数珠順列と覚えてる人は多いでしょう しかし、この問題を円順列と数珠順列の公式にただ当てはめると間違いになります なぜ間違いになるのでしょうか その理由は、「異なるいくつかのもの」を並べる場合が円順列、「異なるいくつかのもの」を数珠状にする場合が数珠順列、だからです 公式は「異なるもの」を並べる場合のみ、そのまま使えます この問題は、この問題は、白玉4個・黒玉3個・赤玉1個を並べるので、「異なるもの」ではなく、「同じものを含む円順列」と「同じものを含む数珠順列」と考える必要があります 白玉4個・黒玉3個・赤玉1個を円形に並べる 考え方はいくつかありますが、今回は最も一般的で、教科書や参考書に書いてある「赤玉を固定して、残り7個を並べ替える」方法で説明していきます なぜ赤玉を固定する? どの参考書を見ても「固定す...
場合の数と確率

組み分けの問題・8人を「2人ずつA,B,C,Dの4組にわける」と「2人ずつ4組にわける」はどう違うの?

ただ同じ人数ずつ複数グループに分ける問題と、同じ人数ずつ複数グループにわけ、さらにグループ名がついている問題、これらは「組み分け」でよく出題される問題ですね この2つは全然違う分け方なのですが、学習初心者はどう違うのか理解しにくいかもしれません 今回は、8人を「2人ずつA,B,C,Dの4組にわける」と「2人ずつ4組にわける」を例題として、2つの違いを説明していきます 「2人ずつA,B,C,Dの4組にわける」と「2人ずつ4組にわける」の違い 初心者にはわかりづらいかもしれませんが、「2人ずつA,B,C,Dの4組にわける」と「2人ずつ4組にわける」の2つは全く別の分け方になります 「2人ずつA,B,C,Dの4組にわける」では、同じ2人がチームAのときと、チームBのときでは別物と考える必要がありますしたがって、最初に選ばれるか、二組目に選ばれるか、それとも最終組で選ばれるか...